思いのほか底堅かった。きのう1/26は大引け後に親の信越化学が3Q決算を発表した。日経は、「信越化の純利益30%減 4〜12月、米国で塩ビ市況悪化」と伝えている。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC31BVB0R31C23A0000000/
一方、半導体の基板となるシリコンウエハーはメモリーなどの市況が低迷したものの、長期契約によって影響を抑えた。轟正彦取締役は26日の電話会議で、ウエハーの需要について「半導体デバイスよりは回復が遅れており、1〜3月はメーカーが在庫をどこまで絞るかにかかっている」と述べた。
24年3月期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比18%減の2兆3000億円、純利益は27%減の5200億円を見込む。信越化は海外収益が多く円安はプラスに働く。対ドルで1円円安になると年44億円程度の経常増益要因になる。
通期の想定レートは1ドル=140円で足元の為替水準が続けば業績の上振れ要因になる。市場では上振れを織り込んでおり、26日時点のQUICKコンセンサス(市場予想の平均)では売上高が2兆4410億円、純利益は5721億円と見込んでいる。
子のポリマーは来週、もう一段の下げがあるか?