優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

#091 東海ソフト(4430)

ここも、5月決算銘柄。名前からは何の会社か分かりかねる銘柄が多いなか名古屋のソフトウェア会社ということが瞬時に推測される。果たして、そのとおりだった。

社長買い。正しくは会長買い。代表取締役会長CEOの伊藤秀和氏がIRでも矢面に立つ。雄弁ではないものの、叩き上げだけあって非常に説得力がある。四季報によれば、「 独立系のソフト開発会社。名古屋に本社。IoT関連、組み込み、金融・公共が3本柱。堅実経営」。この3本柱でリーマンショックなどの不況を半世紀にわたり乗り切ってきた。 カブトが株を始めた前の月、2019年の2月に上場している。

前場寄り付き、45円配当の利回り3%丁度となる@1500円で指し値注文、約定成る。100株を打診買い。オオバと違い中間配当がないのが玉にキズ。ホールドしにくい。取り敢えず100株に留め、権利落ち日に買い増そうか?

懸念がひとつだけある。筆頭株主がヒラの取締役である点。

代表取締役会長 CEO
伊藤 秀和
代表取締役社長 COO
尾上 雅憲
常務取締役 CFO
山下 一浩
取締役
水谷 慎介 ←筆頭株主
取締役
辻󠄀 和宏

 

尾上社長の方が水谷取締役よりも年上。水谷取締役はコンプライアンス担当らしいが…。

2019 年 7 月 18 日に開かれた「2019 年 5 月期決算説明会」での質疑応答で疑問は一応、解消した。ただ、「殿、御乱心!」で会社をあらぬ方に持っていく恐れも抱く。ファンドにそそのかされて…とか。一抹の不安だ。

 

質問者:もう 1 点お伺いしたいんですけど、これは大株主を拝見すると一番大きいのが持株会で、次が水谷慎介さんで、水谷多嘉士さんで、4 番目が社長というかたちなんですけども。この水谷多嘉士さんが創業者で、息子の慎介さんに株を移して今、役員に入っているという、そういうことなのですか。
伊藤:いや、水谷多嘉士は去年まで、おととしまで顧問だったのかな。今は契約社員みたいなかたちで。
質問者:なるほど。その慎介さんが創業一族で、今、役員に入っている。
伊藤:はい。今、システム担当役員ですね。
質問者:そういうことなんですね。
伊藤:はい。
質問者:ありがとうございました。
司会:ほかにご質問、ございますか。どうでしょう。よろしいでしょうか。
それではないようですので、以上をもちまして説明会終了です。どうも皆様、お疲れさまでした。
どうも会社の皆様、ありがとうございました。
[了]
______________ 

www.radionikkei.jp

インタビューに出てくるパトライトを活用したパッケージソフト「FlexSignal」にも惹かれた。パトライトということは因幡電機産業とも絡んでくるな。

 

東海ソフト流経営の舵取り: 不況を乗り越えて株式上場を成し遂げた企業の秘密

〜上場企業の会長シリーズ〜「​​Chairmanの背中」
2024/04/08
著者 園⽥ 楓

「 当社は、創業者が日立製作所から独立する形で設立されました。設立の経緯もあり、創業当初は日立製作所との取引で事業を拡大させていきました。その後、1980年代には中部地方の製造業が発展し、ファクトリーオートメーションの需要が高まるなかで、取引先を拡大していきました。バブル崩壊などの影響で一時期は苦労しましたが、2000年代には自動車業界のデジタル化が進んだ結果、トヨタなどとの取引を増加させることができました。それによって業績が安定したこともあり、2019年に上場に至っています。」
https://zuuonline.com/archives/279216

f:id:u10kadan:20240507182642p:image

 

 

f:id:u10kadan:20240508175848p:image

f:id:u10kadan:20240508175959p:image

 

f:id:u10kadan:20240507181635p:imagef:id:u10kadan:20240507181705p:imagef:id:u10kadan:20240507181724p:image