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4月にYCCを撤廃!?

俄かには信じ難い。世耕参院幹事長が植田新総裁候補に所信聴取でアベノミクスの継承について踏み絵を迫ったことも記憶に新しい。ただ、黒田前総裁ですら前言に頰被りして、サプライズ利上げを敢行したことを考えれば、あるか知らん!

取り敢えず、SOMPOと東京海上は早売り厳禁だ!

 

日銀「4月に修正か、長期金利1%も 年末125円」
キャピタル・エコノミクスのティエリアント氏
NQNスペシャ
2023年4月10日 13:12 [有料会員限定]

【NQNシンガポール=秋山文人】9日、日銀の新総裁に植田和男氏が就任した。日銀の政策変更はあるのか、長期金利や円相場はどうなるか。英調査会社キャピタル・エコノミクスの在シンガポールエコノミストで、日本経済を担当するマーセル・ティエリアント(Marcel Thieliant)氏は、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を4月に撤廃すると予想する。

 

■YCC撤廃が最も安全

――日銀の黒田東彦総裁の政策をどう評価しますか。

「ある程度の成功はあった。日本は明らかにデフレを克服した。世界的なインフレが到来する前から日本の物価はめったに下がることはなかったし、賃金も上昇し始めている。もっとも同じようなことは他のほとんどの先進国でも見られていることなので、現状で彼がどれほど貢献したかを評価するのは難しい」

――植田新総裁に代わって日銀はどうなりますか。

「植田氏の政策については依然としてブラックボックスの中にある。今のところ政策の方向性を大きく変えるような発言などは出ていないが、我々では4月にYCCを撤廃するのではないかとみている。もちろん植田氏は事前にシグナルを発することはできない。投機的な売買が起こり、日銀は金利の抑え込みにとんでもない額の国債を買わなければならなくなるからだ。政策変更のプランは徹底して隠さなければならない」

「代替的なプランとして長期金利の変動許容幅の拡大があるだろう。ただ、前回拡大した時の反応を見ても分かるように、市場は新たな長期金利の上限を試しにいく可能性が高く、そうなると日銀は大量の国債を買わなければならなくなる。市場機能の観点と、金利水準の維持に向けた困難に直面しないためにも、YCCの撤廃が安全な手段だろう」

「4月に実施しない場合、あらゆる可能性が浮上してくる。世界経済が今後数カ月間でリセッションに入れば、(政策変更の)プレッシャーは弱まる。金利はすでに米金融システム不安の影響で低下したが、さらに下がることになる。そして日銀には一息つくヒマができ、YCCを撤廃する緊急性も下がる」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL00009_Q3A410C2000000/?type=my#cAAUAgAAMA

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