優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

#039コスモス薬品 #040三菱食品

S株で、ひと株ずつ買う。究極の打診買い。それぞれ、前場寄り付き、大引けに約定なる。指し値はできず、成りゆきのみ。買付手数料が無料になったこと、NISAが使えると知ったことが背中を押した。

コスモス薬品の買いは、妻がドラモリとの比較で、店員の応対が良い(ドラモリは店員が疲弊している)、ドラモリの客はガラが悪いとドラコスを褒めていたのがそもそものキッカケ。10時開店は同じだが、ドラコスは21時閉店するのに対し、ドラモリは24時まで開けている。店員も疲れるし、客層も悪くなろう。

対してカブトのコスモス薬品の印象は良くなかった。頑なにキャッシュレスを拒み、天井には監視カメラがビッシリ、買いものカゴの持ち去りは警察に通報するという。上場していること、市場の評価が高いことも知っていだが如何せん、値がさ株だ。

「さてハリ ーは 、ウィンチェスタ ーの株で損をしたあとでも 、まだザ ・リミテッドで儲けられる時間はたっぷりあったはずなのに 、妻の助言を無視し続けた 。その頃までには全国にザ ・リミテッドは四〇〇店舗となり 、ほとんどが大当たりだったが 、ハリ ーは忙しすぎて気がつかなかった 。彼はブ ーン ・ピケンズがメサ石油で行なっていることを追いかけるのに忙しかったのだ 。」

—『ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け』ピーター・リンチ, ジョン・ロスチャイルド
https://a.co/9M1Wu5z

このあと、コスモス薬品のサイトにアクセスし、独自のビジネスモデルに俄然、惹かれることになる。

「小商圏(商圏人口1万人)に限定した出店戦略では個々の店舗の売上は見劣りしますが、近隣のお客様に足繁く、そして末永くご利用いただけることで永続的な繁栄が可能と考えます。また、商圏を小さく設定しているので、たくさんの店舗を出店することが可能です。 よって、日本国内にまだまだ何倍もの出店が可能であり、大きな成長余地が広がっているのです。」

大幅なマイナスのCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)に基づく実質無借金経営、積極出店。キャッシュレスを拒むのもこの強みを活かすためなのだ。監視カメラによる万引き防止も、買いものカゴへの執着もローコストオペレーションの徹底だ。

配当利回りは1%にも満たないが、分かりやすいビジネスモデルに基づく成長株として投資を決めた。ただ、買い時が重要。ベストはNISA2023で株価が@1万2000円以下になったときだが、打診買いでアンテナを張ろうと決めた次第。

三菱食品は、ヤマエ久野への投資のヨコ比較で目に留まった銘柄。無借金なのに自己資本比率25%!どういうこと?要は仕入れ債務が膨大なのだが、それでも成り立つのはCCCがマイナスだから。

「売上が上がるほどキャッシュが手元に残る
「負の運転資金」とは
 しかし、三菱食品は売上債権と棚卸資産の合計額以上に食品メーカーに対する仕入債務を保有している事実まで目をやると、景色は変わってくる。要は多額の売上債権3082億円や棚卸資産672億円を保有していても、仕入債務3957億円の支払いの長期化によって、負の運転資金を作り出すことに成功しているわけだ。

 また、上記で算出した運転資金が何日分の売上高に相当するかを表す数値をCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)と呼ぶが、同社のCCCは下記のようにマイナス値として算出される。」

ROAだけでは見逃してしまう! ROICからわかる三菱食品の高い資本収益性
大津広一
2022-04-01 02:14

https://diamond.jp/articles/-/300676?page=2

食品流通という底堅い業界にあって、CCCに強みを持つ2社。暴落局面で買い増していきたい。

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