優柔果断カブログ

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#030 住友倉庫(9303)約定!

100円配当の利回り5%丁度となる@2000円で指し値注文。前場ですぐに約定なる。来たる暴落に備え、キャッシュポジションを高めたいとは思いつつも優良株の高配当利回り化を見るとついつい触手が伸びる。

配当利回り4%に載せたときも買いを検討するも、海運市況を受けた大増配によるものであったため「海運銘柄」として見送った。今回、5%の配当利回りに驚き再び、検討したところ2022 年 4 月 28 日付の適時開示が目に留まる。浮き沈みの激しい米国海運孫会社を売却して、「コア事業である物流事業及び不動産事業に経営資源を集中し」たとある。海運銘柄ではなくなったわけだ。前期、48.00円から97.00円に倍増した配当も今期は100.00円丁度。微増に留まるも返って安心感がある。買い!と判断した次第。


当社子会社における孫会社の異動を伴う株式の譲渡等に関するお知らせ

株式会社住友倉庫(大阪市北区、社長 小野孝則。以下、「当社」)の子会社である J-WeSco 株 式会社(以下、「J-WeSco」)は、本日開催の同社取締役会において、その子会社(当社孫会社) である米国海運会社のウエストウッドシッピングラインズ社(Westwood Shipping Lines, Inc. 以下、「ウエストウッド」)の発行済株式の全部を、シンガポールの海運会社であるスワイヤーシ ッピング社(SwireShippingPte.Ltd. 以下、「スワイヤー社」)の米国における関係会社 SSPL US 社(SSPL US Inc. 以下、スワイヤー社と SSPL US 社を総称して「スワイヤーグルー プ」)に譲渡すること(以下、「本件株式譲渡」)を決議しました。

北米からの林産品、日本から の機械等のプロジェクト貨物、コンテナ貨物の輸送を中心に、2012 年度から 2015 年度まで の間、安定した業績で推移しましたが、新聞巻取紙など林産品の輸送数量が減少したことに より東航コンテナ貨物に依存する割合が高くなり、コンテナ運賃市況低迷の影響を大きく受 け、2016 年度からは海運事業セグメントにおいて営業損失を計上しておりました。
(2)譲渡の検討について 輸送貨物に占めるコンテナ貨物の取扱比率が増加するというウエストウッドの事業構造の変化により、PNW 航路という単一航路において単独配船を行う同社は、変動幅が非常に大きいコンテナ運賃水準の影響を直接的に受け、業績の変動幅がより一層拡大することとなり、 着実かつ持続的な成長を目指す当社の経営方針と相反することになりました。
このような状況を踏まえ当社グループの事業ポートフォリオを検討した結果、コア事業である物流事業及び不動産事業に経営資源を集中し、海運事業は当該事業に専門的知見を有する事業者に譲渡することが望ましいとの考えから、ウエストウッドの顧客及び従業員への影 響を最小限にとどめることを念頭に置きつつ、ウエストウッドの最適な譲渡先の探索を始めました。
2021 年度に入り、コンテナ運賃の高騰によりウエストウッドの業績は大幅に改善したものの、現在の運賃水準は一時的なものと予想され、また 2023 年年頭から始まる IMO(国際海事 機関)による外航船舶に対する環境規制への対応も必要となることから、当社は引き続き譲渡の検討を続けました。
(3)譲渡の決定について 当社は、ウエストウッドの業績が改善している現在の状況がウエストウッドの譲渡を推進する最適の時期であると判断し、ウエストウッドの顧客及び従業員への影響をも考慮して、 同社の事業継続を前提とした譲渡の検討を進めた結果、今般、スワイヤーグループとの間で、 ウエストウッドの事業が現状どおり運営されることを前提に、本件株式等譲渡を行うことに 合意しました。
スワイヤーグループは、1872 年創業の歴史ある大手海運グループであり、ウエストウッドと同様、在来貨物とコンテナ貨物をあわせて輸送する多目的船を様々な航路で多数運航していることから、それらサービスとのシナジーを活かしてウエストウッドの事業を運営するこ とが可能であり、当社としては、スワイヤーグループが、ウエストウッドの株主としてふさわしい条件を備えていると考えております。
これらから、当社は、今般、スワイヤーグループが本株式等譲渡の相手方として最適であると判断したものです。

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