優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

NISAが投資判断を狂わす。

120万円の枠を使い切ろうとするとどうしても仕掛けが早まる。明くる年に持ち越せないから、抜かずの宝刀、宝の持ち腐れにはすまいと焦る。投資で最も大事な「待つ」ことができない。

今年は、年初安、年央高の予想があったために尚更、仕掛けが早まった。NISA枠を使い果たしたタイミングでまさかのコロナショック。虎の子定期預金を解約してバーゲンセールには参戦できたものの、ほぼフルインベストメントで、何か不測の事態があれば資金ショートしかねない。夏期賞与もどうなるか分からんし…。

極端な話、1年まったく投資せず次の年に暴落が発生して半値で目当ての株が買えたとする。カブトの投資予算はNISAと同じ120万円だから、120万円で240万円相当の株が買えてさらにキャッシュ120万円を手元に残せるのだ。妄想に近い想定ではあるものの。

NISA枠を敢えて捨てることで、心理学や行動経済学で言う「トンネリング」を避けられる。好機到来!でNISA枠が残っていれば勿論、使う。しかし割高なのに、NISA枠を使い切ることを優先して買い向かうのは本末転倒だ。

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