住信SBI上場承認、カギはBaaS 銀行機能提供に注力：日本経済新聞
東京証券取引所は15日、住信SBIネット銀行の新規上場を承認した。上場予定日は3月24日で、想定発行価格に基づく上場時の時価総額は2999億円。インターネット専業銀行の新規株式公開（IPO）は初となる。調達資金は他社に銀行機能を提供するBaaS（バンキング・アズ・ア・サービス）事業に振り向ける。同事業の成否が成長のカギを握る。
住信SBIは2007年に営業を開始した。三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で50%ずつ出資する。SBI証券との口座連携による証券サービスや、ネットを介した住宅ローンの提供に強みを持つ。
想定発行価格は1株1920円。時価総額はあおぞら銀行やめぶきフィナンシャルグループに肩を並べ、銀行のIPOでは最大規模だ。三井住友信託とSBIが保有株を売り出し、上場後の持ち分はともに28%となる。公募増資で調達する約95億円はBaaS事業にあてる。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80170000V10C22A2EE9000/
