優柔果断カブログ

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郵船への乗り換えを検討

もともと窪田師匠は「商船三井川崎汽船への投資は避けるべき」と警鐘を鳴らしていた。懐具合からセカンドベストとして商船三井に手を出した。配当利回りから言えば現状、ベストの選択だが、リスキーな海運株にあっては、ベストはワーストだ。

郵船は決算発表で後出しジャンケンにも関わらず、商船三井と同じ800円配当、配当性向19%に留め失望売りを誘った。ただ、「期末配当の水準は、連結配当性向25%程度または自己株式取得を実施する場合には、その取得金額を含む還元性向で25%またはそれを超えることを予定しています。」との方針を掲げ、伸びしろを残している。配当のみで報いるなら1000円配当は出せる。自己株式取得か、更なる増配、またはその両方が手の内にある。したたか。師匠が「堅実経営」と讃えるのも肯ける。

配当利回り8.4%、PER2.8倍:日本郵船に引き続きトレーディング妙味。逃げる心構えも必要
2021/8/18
窪田 真之
商船三井川崎汽船への投資は避けるべきと考える理由
 海運大手3社の中で、トレーディングベースで買っていくのは、日本郵船に限定した方が良いと私は考えます。これには3つの理由があります。

【1】堅実経営
 海運ブームの時にオープンポジションの船の調達を原則やらない。顧客を確保した上で、船を調達していく手堅さは日本郵船が随一。ブームが去った時に受けるダメージが相対的に小さい。

【2】財務良好
 前回の海運ブーム(2007年)時に不定期船などに過剰投資をしなかったことで、良好な財務を維持。

【3】過去に実施した構造改革が結実
 長い海運不況の間に実施してきた構造改革が結実。定期船を中心に、航空・物流でも利益を稼ぐことができるようになってきた。

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