「その他金融」セクターで銘柄を探すなかで、家賃保証の全保連(5845)に目が留まる。自己資本比率が低いが、前受金を考慮すれば財務は盤石だ。住宅ローン保証の全国保証と同じだなと思い、であれば全国保証の方が、堅いし、配当利回りは低いものの3%はあり及第点だと、考えを改めた。
後場寄り付き、成り行きで100株を打診買いし、14時ごろもう100株を成り行きで買い増す。優待は100株以上で変わらないから3月の権利取りで100株を切り売りする。期末一括配当に加えて優待も3月が基準日になっている。100株は持ち越す。
買い判断に当たっては、三田証券のレポート(2021/04/08)が非常に参考になった。3Qでの進捗率が6割に留まるのは、「収入保証料の季節性」のためだ。
同社の営業収益の大半を占める収入保証料には季節性があり、4Q の金額が突出している。これは、収入保証料に含まれる団体信用生命保険配当金の大半を毎期 4Q に受け取っているためである。団体信用生命保険は、住宅ローン債務者の死亡リスクをカバーするために用いられている。
主要株主
20/3 期末における 5%超保有の大株主 4 社のうち、3 社が生命保険会社である。全国保証は住宅ローン借入人の死亡リスクに備えて団体信用生命保険に加入するため、生命保険会社にとっては大口顧客の立場にある。
https://mitasec.com/mita_cms/wp-content/uploads/2021/04/7164_ZenkokuHosho_20210408_Initiation.pdf