優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

#061 サンゲツ(8130)

きのう6/15、前場寄り付き成り行きでMS&ADを100株売り、後場に200株、打診買い。

下記日経の記事に触発されたことと、高配当株を物色中に5%台の配当利回りであることを知るに及び、買いに至る。ことに、三菱商事出身で10年前に創業家からタスキを受けた安田正介社長の存在が大きい。シェアを落としてでも値上げを通すあたり日鉄の松本社長を彷彿とさせる。松本社長と違い強面ではなく品の良い紳士だが…(笑)。(←橋本社長の誤り。失礼!)

www.nikkei.com

「2023 年 3 ⽉期決算および新中期経営計画説明会 新中期経営計画説明テキスト」の質疑応答 で次のとおり強い還元姿勢を示している。

[Q.3]:株主還元に関して、仮に値上げ等によって利益が出てしまった場合、すなわち⾃⼰資本上限の1,050億円を超えてしまうことになりそうな場合は、それ以降は配当の上乗せ、もしくは⾃社株買いで還元に回す認識を持っておいてよろしいでしょうか。

 [A.3]:単純に申し上げると、1株当たり130円の配当で現在の市場に出ている株数を掛けますと、配当総額77億円となります。今期⽬標の105億円と⽐べても単純に⾔って28億円出てくるじゃないかと。仮に105億円がずっと3年間続くとすると28億円×3=84億円、先ほど申し上げた2025年の⽬標値は既に145億円にしてありますから、そうするとさらに40億円と、単純計算をしていくと余りが出るとなり、当然私どももそういった計算はしております。 株主還元⽅針では⾃⼰資本957億円からマックス1,050億円という⽬標値を発表しており、安定的な増配を⽬指すと申しあげました。今期の予想値、2025年度の予想値からすると増配の⽅に回していく想定はしており、当然実⾏していかなければいけないと思っております。 

度を越した大盤振る舞いは望むところではないが、必要な投資をしたうえで「増配の⽅に回していく」のならば頼もしい限りだ。回答主は恐らく安田社長なのだろうが、率直な物言いは好感が持てる。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/8130/ir_material_for_fiscal_ym/137032/00.pdf

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