優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

証券口座を独立採算制にする!

『お金の真理』(与沢翼 著) を読む。与沢翼の著作を読むことなどあり得なかったのだが、リベ大の両学長が紹介していて興味を持つ。本当の年収は、企業会計で言うところの税引き後純利益に当たると。

直接読んでみて刺さったのはそこよりも、むしろ

「お金は備蓄、備蓄はパワー」というところ。

「あらゆる窮地を乗り切り、チャンスを生かし、自分らしく人生をまっとうするためには、備蓄という考え方を持ってください。  お金とはすなわち備蓄であり、その備蓄とはすなわちパワーです。この部分こそがお金持ちになるための基本的な土台です。」

貯蓄よりも備蓄というとより切迫感がある。

「結局は、ある程度の貯蓄生活とそれを元手とした勝負とで成功を掴んでいくほかないはずなのです。  また、貯金を皮算用するときに忘れてはいけないことがもう一つあります。人生には不測の支出というものがあることです。  たとえば、コロナショックが起きる前までは飲食店オーナーは今月も来月も同じように売り上げが入ってくることを前提としていたはずです。」

カブトの勤める会社ではまだ、給料の遅配欠配という事態には陥ってはいないが、夏のボーナスが例年どおり出るか怪しい。コロナショックまでは前年並みで当てにしていた。投資先の財務状況を見るときは、無借金経営やキャッシュリッチを求めているくせに我はフルインベストメントという名の自転車操業であった。

いますべきことはカネの備蓄を急ぎ確立すること。投資はそのあとだ。与沢氏も例示している300万円が目標。毎月10万円の積み立てを投資には回さず銀行口座に置いておけば2年半で達成できる。それまでは、証券口座は独立採算制にして、銀行口座からの繰り入れは停止する。配当や利確で地味に増やす。

胡散臭いと思っていた与沢氏にこんなに影響を受けるとは、分からないものだ。勿論、転落後の言葉だからこそ、ではあろう。

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