日経ヴェリタス 2020/3/28
岩崎日出俊(いわさき・ひでとし)さん
■本当の意味での分散とは
「今回の危機が教えてくれることがもうひとつある。それは、一般に「分散投資」というが、投資先を先進国株式、新興国株式、日本株、不動産投資信託(REIT)と分散したところで、あまり役に立たないということだ。
危機に際しては、これらの市場はすべて一様に激しく下落する。逃げ場は、ない。本当に役立つのは、現預金と株式との間での分散だけだ。危機に備える投資法とは、常に現預金の比率を意識しながら投資していくということに尽きる。」
株は言うに及ばず債券、そして金ゴールドまで暴落した。換金売りは恐ろしい。価値があるからこそ売れるのだから。
みきまるさんのフルインベストメント戦略はコロナショックで痛手を受けたようだ。
キャッシュ・イズ・トラッシュ、紙くずと呼んだ著名投資家レイ・ダリオ氏もコロナに沈んだ。
やはり、キャッシュ・イズ・キング!ただ、すべて現預金で持つというのも愚かだ。フルインベストメントとゼロインベストメントとの間に正解は、ある。