優柔果断カブログ

株取引を中心にマネー全般

#041 信越化学工業(4063)

S株NISA枠を使い1株買う。大引け終値で約定、なので損益はゼロ。配当利回り3%丁度となる1万5000円以下を再び付けることがあれば100株買ってもいいと思っているが、反騰しているので様子見。ただ、アンテナは欲しいと考え、打診買いした次第。オーストラリア準備銀行が利上げ幅を縮めたことが楽観ムードの背景にあるそうだが、ミスターゴールド豊島逸夫さんによるとこの株高は「デッド・キャット・バウンス」であり、「今週末には米雇用統計、来週は消費者物価指数(CPI)と重要な経済指標発表を待ちきれず、一人がフライングでプールに飛び込んだら、慌てて、他のスイマーも飛び込んだごとき様相である。ここは冷静な投資家対応が必須だ。」という。

まだワンチャンありそうだ。果報は寝て待て。

 

このNY株高を信じられるか 気になる円反騰も
豊島逸夫の金のつぶやき
2022年10月5日 11:35
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00010_V01C22A0000000/
4日まで2日連騰のニューヨーク(NY)株。為替はドル反落(円反騰)気味。これはホンモノか。

結論からいうと、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の金融政策に変更はなく、米国の利上げに他国の中央銀行が利上げ、あるいは介入で対応する構図も変わらない。

今回の株高は、壮大なショートカバー(空売りの買い戻し)。それほどに先週までショートポジション(売り持ち高)が蓄積していた。米アップルが最大のショートポジションをかかえる銘柄という場面もあった。先週、米国西海岸で開催された「投資会議」でも、ショートのキング(空売り王)のような人物の講話に聴衆が聞き入っていた。

そのような流れの巻き戻しが集中したベア・マーケット・ラリー(弱気相場のなかの反騰局面)との位置づけが圧倒的に多い。まともなファンドは、買いそびれている。CTA(商品投資顧問)とかアルゴ系とかいわれる超短期筋が動いている。デッド・キャット・バウンス(死んだ猫が跳ねること)という猫好きの筆者にはたまらない表現が行き交う。血の気が多く、アニマルスピリッツ丸出しのトレーダーたちだ。

株買いに一応の理屈はついている。

3回連続0.75%利上げの効果点検のため11月の利上げは0.25%あるいは1回休みで様子を見るべきではないか。FRB高官発言でも、おおむねパウエル路線の追認の講演のなかで「失敗するリスクもある」というくだりだけが切り抜かれ市場内を独り歩きしている。(財務不安観測のある)クレディ・スイスの一件も、真相は闇の中だが、クレジットリスクに対応するため緩和が必要との議論が出やすい。トラス英首相の減税案一部撤回のケースでは、英国の金利反落がNY市場に直ちに波及した。不安心理の伝染ともいえる。

結局、株を買う理由付けは薄弱だ。モメンタム(市場の勢い)主導といえる。

同様に、ドル売りもドカ雪のごとく積もったドル買いポジションの表層雪崩にすぎない。根雪はドル高だ。

今週末には米雇用統計、来週は消費者物価指数(CPI)と重要な経済指標発表を待ちきれず、一人がフライングでプールに飛び込んだら、慌てて、他のスイマーも飛び込んだごとき様相である。

ここは冷静な投資家対応が必須だ。

f:id:u10kadan:20221006002246p:imagef:id:u10kadan:20221006002319p:imagef:id:u10kadan:20221006002343p:image